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日記
虹彩異色症について2・・・私はオッドアイではないです

虹彩異色症で傷ついた過去があります。
中学校に上がってから、急に仲の良かった友人たちが「気味が悪い」と、離れていってしまいました。
そして勝手に私のあだ名を決められました。
「オッドアイ」でした。
私はオッドアイが動物にのみ使われることを知っていましたから、オッドアイが家畜に聞こえていました。
確かに私は虹彩異色症です。
生まれつきで、視力にもなんにも影響は無いのです。
障害ではありません。
叫べない思いでいっぱいでした。
ただ目の色が左右非対称なだけなのです。
それなのに私はイジメられていました。
私は何もしていません。
ただこうやって生まれてきただけです。
オッドアイではありません。
虹彩異色症です。
言い張っても聞いてくれません。
何度も「オッドアイ」、そう呼ばれました。
酷いとは思いませんか?
どうして私が自分の目を嫌いにならなくてはいけないのでしょう。
どうして私はいじめられるのでしょう。
虹彩異色症=オッドアイとされていますが、そう思ってほしくありません。
虹彩異色症は人間である証です。
オッドアイと言われた時点で人間と見られていない事になるのです。
高校に入ってもイジメは続きました。
今度はオッドアイが家畜に使われることを知った人たちがいたのです。
だから私は家畜のように扱われました。
屈辱を受けて何度も生まれてこなければよかったと思いました。
でも負けたくなかったんです。
私は生まれました。
生きる権利はあります。
人間として幸せになれることが保障されています。
それを目の色が違うだけで奪われたのです。
取り返すために私は戦いました。
「イジメなんかやってる暇があるんだね」
そう言ってやりました。
「私の目は珍しいんだよ、羨ましいでしょう?」
何度も言いました。
ですがイジメはエスカレートしていきました。
最悪な3年だった高校を卒業できたときはとても嬉しかったです。
社会に出ると一切オッドアイと言われることはなくなりました。
負けなくてよかったと思えました。
虹彩異色症者である私はオッドアイではありません。
オッドアイと二度と呼ばないでください。
そして今では自分の目を自慢に思えます。
数えるほどしかいないうちの一人になれたことを。
そして最近嬉しいことがありました。
同僚に同じ虹彩異色症者の方が親戚にいると聞いたのです。
仲間、とは思いませんでしたが会ってみたのです。
その方は私と同い年で男性でした。
その方はアメリカ人とのハーフであり、顔は日本人なのに、髪がブロンド、即ち金髪であることも気にしていました。
そして彼は青と黒と言う分かりやすい虹彩異色でした。
きっと私なんかよりもつらかっただろうなと思いました。
彼に話を聞くと、衝撃を受けました。
彼は自殺しようとまで考えていたそうです。
金髪で虹彩異色症なことが彼を苦しめていました。
それでも彼は生きています。
彼もまたイジメや世間からの偏見に勝ったのです。
虹彩異色症者をからかわないでください。
イジメないでください。
オッドアイと一緒にしないでください。

長々と心の叫びを失礼しました。

[関連ジャンル] 二次元  [作成日] 2015-11-20 23:36:16

日記へのコメント


色々と大変なんですね。
同情はしませんが励みになってくださればと思い、コメントさせていただきます。

虹彩異色症について私も調べたことがありました。
オッドアイが動物にしか使われないことも知っていたのでロアンさんの過去にオッドアイと呼んだ人たちに怒りがあります。

それでも戦って勝てるというのは凄いと思います。
そして私は虹彩異色症をかっこいいと思います。
珍しいですしそんな中の一人になれるというはある意味奇跡だと思います。

どうかがんばってください。
心から応援申し上げます。
[投稿者]レンリューさん [投稿日]2015-11-21 11:16:22

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