※旦那→尾形

旦那前職現役中の話し。

旦那(まだ彼氏)に会うべく、初めて札幌駅へ来た。
しかし、待ち合わせ時間になっても来ない私に、
さっそく電話がかかってくる。

私「あ、もしもし？」

尾形「今何処だ？」

私「やー、あたし反対の出口付近にいたらしくて？
　　もう広すぎてわけわかんないよ！
　　多分こっちであってると…今向かってるすまん！」

尾形「フッ…早く来い」

ド方向音痴な私を知っている尾形は特に怒らない。
むしろ今凄い機嫌いいなーと思った。
まぁ、数ヶ月ぶりに会うしね。

しばらくして、前方に尾形を発見。

私「お待たs…」

尾形「チッ」

メッチャ機嫌悪そう！

私「ど、どしたの？」

明後日の方向を見ながら睨んでいるので、
どう見ても私に対してのものではないことは悟った。

この数分間に一体何が？

尾形「あそこの横断歩道渡ったらよ、
　　　すれ違った見ず知らずの婆さんに…」

「あんたは人を殺したことのある目だ！！」

尾形「だと」

私「あ、あーうん、そう」

そりゃとんだ災難。

確かに尾形だけど。
確かに目つき悪いけど。

とはいえ、うちの尾形であって尾形にあらずなので、
勿論人なんか殺したことないのである。

でもその目つき悪い尾形がデレた、
目尻下がった顔は私の好物ですがね。