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日記
【蝶結び裏話②】紅葉に隠した言葉🍁



 夜遅くにこんばんは、多々良です((✧σ‪ωσ)

 「蝶結び」の第13章~第15章が完結しましたので、今回はこの章の主役、桐生千蔭と久留米琴子について解説していこうと思います🌼


  以下、本編ネタバレ注意⚠




【"若葉"と"紅葉"が表すもの】


 作中、琴子は「若葉の瑞々しさは分からない、けれども紅葉の趣は十二分に心得ている(要約)」という言葉を口にしますが、これは彼女なりの皮肉を含んだ言葉となっています。

 まず若葉と紅葉が対比されていますが、これは「年若い男の手」と「若くない男の手」の比喩です。

 つまりは「年若い男の魅力は分からないけれども、歳を重ねた男の良さは十分に理解しております」という意味になる訳です。

 もっと言ってしまえば「紅葉」については、お客への世辞(リップサービス?)。そして「若葉」については……若い男を受け入れられない自身を皮肉った一言なのです。


【千蔭の言葉の真意】


 千蔭が琴子に紅葉の景色を見せる場面は、前述の琴子の言葉をなぞらえただけにも見えますが、実はこれにも深い意味があります。

 最初、他の女の''代わり''として彼は琴子を買った訳ですが……その関係性が変わるのがこの場面となります。

 一緒に紅葉を眺める。一見単純にも思えますが、それは''昔の女''ではなく彼女自身の価値観を受け入れるという千蔭なりの意思表示なのです。

 その後千蔭は「自分が恐ろしいか(要約)」と琴子に問いかけますが、これはつまり「自分は貴女を愛しているが、貴女は自分を受け入れてくれるか」という確認ですね。

 まあ……言ってしまえば愛の告白とでも言いますか(言い方←)。

 ちなみに「昔の女」とは、お察しの通り別れた妻(和臣と佳久の母親)のことです。


 久々の日記で熱く語ってしまいましたが、定期的に色々公開していければと思います🎀

 取り敢えず、今回はこの辺で╰(*´︶`*)♡


[関連ジャンル] 完全創作  [作成日] 2020-11-14 02:38:28

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