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日記
【YOI・男主】第3の男()について・閑話3

※毎度おなじみ読まなくても全く問題のない閑話です。
主人公名はデフォルト。


【守道の実父と養父の篠大使について】
・守道の実父は、現在の父親である篠大使の実弟(7歳下)。
なので、『ファインダー越しの君』でオタベックが指摘した通り、守道と篠大使は元から甥と伯父という血縁関係にある。

・実父は、大学卒業後一旦は親の望むまま外務省に就職したものの、外交官一族のしがらみやそれに伴う閨閥結婚を嫌い、「自分には向いていない」とドロップアウト。
その後は、本来の夢だったディスプレイデザイナーの職に就き、やがて仕事先の女性と結婚する。
その際、母子家庭だった女性の家に婿入り&彼女の姓を名乗るようになったので、守道が産まれた後も篠家とは絶縁・勘当状態が続いていた。

・篠大使は、その間も弟と個人的に連絡を取り続けていたが、「跡取り様が、一族の面汚しと関わるのは良くない」と実父の方が避けていたので、守道も幼い頃は、篠大使と片手で数える程しか会った事がなかった。

・守道は実両親から普通に愛情を受けて育っていたが、幼児期に母方の祖母が死去、そして小学生になって間もなく、その両親も事故で他界してしまう。
当時、既に篠の祖父母も鬼籍に入っており、晩年彼ら(特に祖母)が、守道の実父との関係を修復せずじまいだったのに対し、密かに後悔と苦悩していた事を知る篠大使は、一族や親戚の騒音を一切無視すると、迷わず守道を養子として引き取った。
養母も義兄達も、守道と彼の父親の話は篠大使から聞かされていたので、「これまで叔父は、家を頼りとせず己の道を切り拓いて踏ん張っていたのだから、せめて守道にはこれから篠の家を好きなだけ頼れば良い」と、好意的である(守道と義兄達も歳が離れているので、嫉妬のような感情がない)。

・守道の義兄達が既に外交官として働いているので、篠大使は守道には好きな進路を選んで貰いたい(でも、ちょっとだけ「外交官もどうだ?」という希望がなくもなかったw)と願っていたが、ひょんな事から守道が『カザフの英雄』オタベック・アルティンと懇意(というか恋人同士)になった事で、ソ連時代から親交のあった在ロシアカザフ大使らを通じて、日本とカザフとのパイプをより強固なものにしていくプロジェクトが始まったのは、思い切りイレギュラーであった。

・だが、これまで何処か根無し草のような人生を歩んでいた守道が、オタベックというパートナーを手に入れた事で、カザフの地に腰を下ろし建築士への道を歩み始めたのを見て、かつての弟の姿を重ねながらも、その偏屈な性格もしっかり受け継いでいる守道に、「大きくなればなるほど、弟そっくりになっていくな」と、呆れつつ微笑ましく思っている。

[関連ジャンル] 二次元  [作成日] 2019-06-13 03:29:01

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