作者プロフィール
日記
お伽噺

※少しグロテスクな表現があります。


 昔々ある所に、可哀想な女の子が居ました。可哀想な女の子はお友達にイジメられていました。
 女の子が絵を描いていればその絵を取り上げられ破り捨てられ、女の子が歌を歌えば煩い汚いと罵声を浴びせられ、女の子が髪を結べば髪の毛を切られ、お友達に話しかけようとすれば話しかけるなと殴られたり、蹴られたりしました。
 女の子はとても悲しみました。とても泣きました。お友達が嫌いになりました。

 そして、お家から出なくなってしまいました。

 晴れの日も、雨の日も、曇の日も、風の日も。女の子は外に出ません。春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来ても、女の子はお家に篭ったままです。
 その事を酷く悲しんだ女の子の両親は、彼女に新しいお友達を連れてきました。
 背が高く、優しい笑顔を浮かべたロボットの男の子です。しかし、男の子はどこからどう見ても人間で、女の子は信じられない!と言った様子で驚きました。

 くるくる くるくる。

 男の子の周りをまわります。正面から見たり、横から見たり、背中側から見たり。やっぱり、女の子の目には人間の男の子に見えました。
 それから女の子と男の子は、とても仲のいいお友達になりました。そして、女の子は外に出るようになりました。無邪気に笑う女の子に、両親は酷く安心し良かった、と胸を撫でおろしました。


 それからほんの少しして、男の子は言いました。
「お外で遊ぼうよ。外はとてもいい天気だよ」

 女の子は言いました。
「嫌だよ。私、外に出たらイジメられるの。皆に会いたくない」

 女の子は泣いてしまいました。外に行くのは嫌だ嫌だ、と泣いてしまいました。
 そんな女の子を宥めながら、男の子はまた言いました。

「安心して。君が望むなら、僕が君をイジメた奴らを凝らしめてあげるよ」

 女の子は驚いた表情を浮かべました。

「本当に?凝らしめてくれる?」
「うん。君が望むなら」
「あのね……あのね、私を、馬鹿にした人を殺してほしいの」
「うん。分かった。君が望むなら、君を馬鹿にした人を僕が殺してあげるよ」

 女の子を安心させるようににっこりと微笑んだ男の子。その男の子の笑顔に、女の子は酷く安堵し満面の笑みを浮かべ二人仲良く手を繋ぎ外へと出ました。


 外を出て少しすると、女の子をイジメていたお友達達が現れました。お友達は女の子の隣にいる男の子になにか暴言を吐きました。そしてすぐに、女の子にも暴言を吐きました。

「お前なんか××して×××で××××!×××を××××××××××で×××!!!!」

 汚い暴言が女の子に降りかかります。女の子はいつものように震えました。泣きました。
 すると、そんな女の子を見て、男の子は一度だけ笑ったあと、お友達を××しました。見るも無残な××です。女の子は驚きましたが、約束を守ってくれてありがとう!、と男の子にキスをしました。
 男の子の頬が赤くなり、お返しとばかりに女の子の頬にキスをしました。



 お家に着いて暫くすると、血相を変えた両親が帰ってきました。とても慌てています。とても焦っています。とてもなにかに怯えています。

「ママ、パパ、どうしたの?」
 女の子は両親に問いました。返事はかえってきません。しかし、返事の代わりに女の子は頬を叩かれました。
 右頬を強くパパに打たれた女の子は訳がわからず泣いてしまいました。今度はママが女の子の頬を叩きました。
 女の子はもっと訳がわからなくなり、泣きじゃくりました。

「お前はなんて事をしてくれたんだ!そのロボットでお友達を××して××××して××××××しただろう!」
「あぁ!なんて子なの!グズで間抜けだとは思っていたけれど……ここまで馬鹿だったなんて!」

 両親は泣きじゃくる女の子を、殴ったり、蹴ったりしながら罵倒しました。男の子は、女の子を一度見て笑って、両親を殺しました。
 骨を折って、腕を引きちぎって、はみ出た骨を魚の小骨を取るように抜き取って、その骨で目玉をくり抜いて。

「あ、あ、あぁあ……」
 女の子の涙は止まりました。そして、力が抜けたように床に座り込みました。見るも無残な××な両親に、女の子は震え上がります。顔は真っ青です。

「パパ…ママ…あ、あ、私が…私が、あんなお願いをしたから…私は馬鹿だ…死んじゃえばいいんだ…」

 女の子はそう呟きました。
 男の子が女の子の視界に入ってきました。女の子の首に手をかけました。

「…なんで、君が君自身を悪くいうの」

 女の子の首を絞め、××した男の子は、泣いてしまいました。


[関連ジャンル] 完全創作  [作成日] 2018-08-31 18:09:08

日記へのコメント

まだコメントはありません

スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

©dream-novel.jp