※いつもの通り読まなくても全く問題のない蛇足です。
作中ヤコフやヴィクトル達が主人公を勇利より「格下」と評している描写が有るけれど、それは決して主人公を見下している訳ではなく、2人の実力を客観的に見たら、明らかに勇利の方が上回っているのが判るから。
勇利も主人公のスケートセンスに一目置いてはいるものの、それでもアスリートとして「自分のほうが主人公より強い」という確信があるから、ああいった反応になった。
とはいえ、故障前のジュニアやシニアの試合で主人公は何度か勇利に勝利している(更にジュニア時代のGPSでは、勇利と違って一度だけクリスに勝利した事もある)。
ただしそれは勇利のミスによるものが大半で、主人公自身は一度だって勇利に実力で勝った事はないと考えている。
「優勝劣敗は勝負の理」の通り実力の世界なので、なまじ頭が良い主人公は「自分は勇利には絶対敵わない」と早々に達観してしまっていた。
例えるなら、「主人公が死に物狂いで努力して、どうにか勇利の背中が見えてきたかな?となった瞬間、勇利はその遥か先を駆けていった」…という感じ。
だからといって決して卑屈にはなっておらず、自分の持つ技術を勇利に伝えられる今の状況は好ましく思っているものの、お互い同い年・同期だったゆえの甘えのようなものが出始めて、今回の騒動に発展したという経緯。
競技時代はまるで知らなかったお互いを知ったからこそ起こった事なので、今後2人の関係が険悪になるという展開はないです。
ただし、「正妻と愛人」の方は知らんw
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