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日記
先輩のお話~珍道中~(1)

とある会社のとある社員のお話です。
実話です。


とある先輩…"くーさん"と名付けましょうか。

その先輩、くーさんは働き者で真面目であり我々後輩の面倒も見てくれます。


勿論他の先輩方も優しく気さくな方でとてもお世話になってます。

ただひとつ、くーさんは少し変わり者と言っても良いのでしょうか。
我々の仕事は簡単に言うと営業なのですが、御客様に会いに行く前のお話です。

準備が出来たくーさんは席をたちました。

「では、行ってきます!」

「「行ってらっしゃい」」

こうして御客様の元に向かう、ここまでは普通です。


ただ、くーさんは一分もしないうちに帰って来ました。
そう、くーさんはちょっと忘れぽい、天然が入った方なのです。
「ただいま!」

「お帰りなさーい」
「早かったね(笑)」
「ほら、戻ってきた~」

私たちも慣れたものです。
ここまでがくーさんの御客様に会うまでの流れなのですから。

そーだよ、そーだよ。と言いながら支度していたはずのものを取りだし、それを持って
「行ってきます」
「もう忘れ物ないですよね」
「気を付けて」
「行ってらっしゃい」

その場にいたチームの皆で声をかけます。

「これでまた戻ってきたら笑っちゃうよね」

先輩、それは、一般的に"フラグ"と言うものですよ。

そこからは私も知りません。
外に出ちゃいましたから…。

そしてこのお話は某月某日のお昼を迎える前のお話です。


続く…?

[関連ジャンル] 人物  [作成日] 2017-01-19 11:58:51

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