とある会社のとある社員のお話です。
実話です。
とある先輩…"くーさん"と名付けましょうか。
その先輩、くーさんは働き者で真面目であり我々後輩の面倒も見てくれます。
勿論他の先輩方も優しく気さくな方でとてもお世話になってます。
ただひとつ、くーさんは少し変わり者と言っても良いのでしょうか。
我々の仕事は簡単に言うと営業なのですが、御客様に会いに行く前のお話です。
準備が出来たくーさんは席をたちました。
「では、行ってきます!」
「「行ってらっしゃい」」
こうして御客様の元に向かう、ここまでは普通です。
ただ、くーさんは一分もしないうちに帰って来ました。
そう、くーさんはちょっと忘れぽい、天然が入った方なのです。
「ただいま!」
「お帰りなさーい」
「早かったね(笑)」
「ほら、戻ってきた~」
私たちも慣れたものです。
ここまでがくーさんの御客様に会うまでの流れなのですから。
そーだよ、そーだよ。と言いながら支度していたはずのものを取りだし、それを持って
「行ってきます」
「もう忘れ物ないですよね」
「気を付けて」
「行ってらっしゃい」
その場にいたチームの皆で声をかけます。
「これでまた戻ってきたら笑っちゃうよね」
先輩、それは、一般的に"フラグ"と言うものですよ。
そこからは私も知りません。
外に出ちゃいましたから…。
そしてこのお話は某月某日のお昼を迎える前のお話です。
続く…?
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