作者プロフィール
日記
公開プロポーズ ~木兎 光太郎~

おはようございます。
アンケートが終了いたしました。
ご協力下さった皆様、
ありがとうございます。

皆さんにとって、
予想通りの結果でしたか?
それとも予想外でしたか?

私にとってこの結果は…
うふふ、
それは、
作者が言うことではないですね。

だけど、
たまたま今日は木兎さんの振り返りの日、
というのが、やっぱり彼は
"もってる"男だな、と思わされます。

…新しい工夫も織り込んだ青城四人組の後、
『ちょっと明るい話を書きたいな』と
迷わず選んだのが、木兎さんです。

『この後、どうやって繋ごう?』とか
そんなことは全く後回しで、
とにかく、元気な話が書きたかった。

で、考えたテーマが"元気の源"。
原作の木兎さんは、
天性で天然のあの元気だと思うけど、
その元気の源に何かわけがあるとしたら。

光が強い人だからこそ、
足元には何か濃い影があって、
でもその影すら味方に出来る…という
"立体"の木兎さんを書いてみよう。
それがスタートでした。

話のキーワードとなる
"光"…プロポーズと
"影"…兄弟の命、は
どちらも、実話。

"影"は、私のイトコの息子さん。

小学校に上がる前のクリスマスの日。
プレゼントにもらった自転車で
夕方まで元気に遊び、夜、家族で
クリスマスパーティーをしている時、
突然の激しい腹痛で病院に運ばれました。

手術をし、

その日から、
病院のベッドの上で
眠ったまま、成長していく彼。
家族の生活の中心は病室となり、
兄弟たちは、親戚や周囲の人たちが
愛情いっぱいに育ててくれました。

そして3年後。
1度も目覚めることなく、
命は、また旅立っていきました。

1度も使われなかったランドセルが
棺に入っていて。

彼の母親が

"もっと早くラクにしてあげらたら
よかったのかもしれないけど、
明日は目が覚めるんじゃないか、
明日は目が覚めるんじゃないか…
そう思ってしまって。
3年もベッドの上で
過ごさせてしまってごめんね…
母なのに、
君の気持ちがわからなくて、
ママの望みだけで
今日まで苦しめてたなら、
ごめんね。許してね。"

…と棺にすがりついて
号泣していた姿を忘れられません。

私も子育て中の身。
うまくいかなくて腹がたったり
自分がイヤになることもあるけど…

それは"生きてる"ってことだから。

1日の始まりと終わりは、笑顔で。
…いつもは無理だけど、
それでもときどき、
あの子のことを思い出して
我が子の愛し方を振り返ります。
それだけでも、彼が生きた数年に
意味がある、と思いながら。


そして"光"のプロポーズ。
ええ、知人が実際に、この夜景スポットで
こうやってプロポーズしたんですよ!

もちろん彼は有名人ではなく、
普通の役場職員だったし、
指輪も忘れずに持っていき、
そこでちゃんと渡したんですけど(笑)

その時に、そこにいた人が
写真を撮ってくれたんですって。
で、後日、彼の役場にその写真が
送られてきたとき、
写真の送り主の地元では
結婚する時にはめでたい形の
かまぼこを贈る風習?がある所らしく、
"旅先でのステキな思い出をありがとう"と
写真と一緒に
おめでたい形のかまぼこも
贈って下さったんだそうです。

…なんていい話だろ、と思って。

生きてる間にはいろんなことがある。
動けば痛い目にもあうし
失敗や辛いこともたくさんある。

でもそれは、
進んでる、ということ。

起こる出来事を自分でちゃんと選り分け、

悲しみや失敗は経験に昇華させ、
楽しみや喜びは誰かとわかちあう。

…それが、
私のたどり着いた、
"木兎さんの元気の源"でした。

"ウェディングプランナー"は
架空の物語ですが、
それでも、木兎さんの行動や言葉で
笑ったり、泣いたり、元気がでたりした、
という方ひとりでもいらっしゃれば、

やっぱりそれは、
"木兎さんの光"が誰かを暖めたんです。

この後、木兎さんは
赤葦・木葉だけでなく、
日向やクロの時にも、
その光を惜しむことなく
仲間に降り注がせてくれます。

もしかしたら"ウェディングプランナー"で
一番の功労者は、木兎さんかもしれません。


…さて、
明日からまた、話は烏野に戻ります。

苦しかったことが多いターンが続く
11話からの足跡、
グズグズ、書かせていただきますので…

申し訳ありませんが
もうしばらく、おつきあい下さいませ。

最後にもう一度。
アンケートにご協力下さった皆様、
ありがとうございました。

奥貫アキラ




[関連ジャンル] 二次元  [作成日] 2017-01-13 08:48:36

日記へのコメント


神崎様

今日も心の伝わるコメント、ありがとうございます。

あの葬儀は、忘れられません。毎日"おはよう"と起きて"おやすみ"と眠れることが当たり前ではなかった人がいる。

それを、悲しい話にはしたくなかった。本人も家族も精一杯の3年だったから。

"生きてることを楽しもうぜ!"
"みんなで幸せになろうぜ!"

木兎さんは、それを伝えるのにもってこいの人でした。

強くて明るくて負けず嫌いで楽しくて輝いてて、優しい。

ほんと、木兎さんの存在はウェディングプランナーには欠かせない光でした。

…あの頃の大変さも、今は、少し懐かしくないですか?時間の旅、明日もお楽しみ頂けたら嬉しいです。



[投稿者]奥貫アキラさん [投稿日]2017-01-13 22:50:51

奥貫様

また来ちゃいました…
今日の日記、泣きながら読みました。
大好きなひとたちに囲まれて、
こうして生きてる自分って幸せだなって
思いました。

辛かった時期、この木兎さんに
元気をいっぱい貰いました。
キラキラ輝く愛のエピソード、
ありがとうございました。

いつも上手くコメント出来なくてすみません
神崎
[投稿者]神崎さん [投稿日]2017-01-13 22:22:40

霜月様

ご主人の4連休!ラブラブですか?
うちは出張から今夜、帰ってきます。
…さっき電話があって『コストコ寄って
君の好きなキッチンペーパー、買ったよ!』
だって。地元にコストコないので嬉しいけど
あなた、仕事、大丈夫なの?って感じ(笑)

さて、木兎さん!書いたときにはこんなに
後々、活躍すると思ってませんでした。
だけど、書けば書くほど、好きになる。

この話の中で、プロポーズされた夢主が
『兄の分まで2回、結婚出来るって思って
ないよね?』と確認したら、木兎さんが
『2回じゃなくて、2倍愛する。』
…って言ったとき、私、泣きそうでした。
(←おい、作者…)
木兎さんと友達になりたい!
[投稿者]奥貫アキラさん [投稿日]2017-01-13 17:40:36

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