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黒バス系女子

第40章 照れ系女子:高尾


の手の甲にオレの手の甲をぴとっとくっつける。
幸せとか喜びは一気にガツンと貰うより、ちょっとずつちょっとずつ感じた方がいいじゃん?
オレは最近そういう気分。

がオレの手をとって繋いでくれた。
顔はそっぽ向いてる。電車で手繋ぐと始めはいつもそっぽ。
そんなに恥ずかしいのかね? かーわい。


「クーラーもっとこないかな、暑いよね?」

「……そんなに手繋ぐのハズイの?」

「え ! ? や、そんなんじゃないよ!」


いやバレバレだから。
耳赤いし。カラオケとか家とか、二人きりなれる場所にいたら今頃その耳くっちまってるかも。

オレたち電車乗ってるけど、実は行き先決めてない。
今日はの行きたいとこに合わせるつもりだけど。


「どっか行きたいとこある?」

「んー……あのね、夕日の景色が綺麗なとこがあるから、そこに行きたい」

「おっけ、楽しみだな」

「うん!」


この前言ってたとこだよな、考え事したい時とか何か困ったり迷ってる時に良く行く場所だって。
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