第6章 暗闇の青
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彩は小屋の扉をそーっと
隙間程度あけのぞいた。
『へなちょこだなぁ。金持ってねーくせに金持ちとかふぜけやがって。お前らやれ!』
のぞくと
背の高い、悪い奴って感じの顔してる男の子たちが三人いた。その真ん中には蹴られながら壁にお追いやられている
男の子がいた。
「あれ?あの子、私の・・・となりにいたこだ!」
『おぃ。だれかいっぞ。』
は!私、声にだしてしまって・・・・
彩はあっと自分の口に手をあてた
『なんだっ?、、、』
口を閉じ我慢していたが彩は
じっとしてられなくなり、
小屋の扉をあけてしまった
----------------------------------ドン
『?!』
彩「あの!!その子から、はなれてください!
先生に言いつけますよ!」
『あぁ?なんだ?いきなりでてきやがって一年坊主かっ。っていうか・・・・
超かわいい。あたりだな。お前らそいつおさえてろ。』
そういって、リーダーのような人が彩に近づいて
残り二人はその彼を押さえつけているようだった。
「・・・やめてください。来ないで!」
『自分から、突っかかってきたくせによ。
なんだその態度。あぁ?』
すごく威圧的な顔に彩は圧倒されていた。
あっというまに
ジリジリと壁まで追いつかれ、
逃げ場を失った。
男は彩を壁と腕で押さえつけられてしまい、両足の間に男の足が入れられ動くこともできない。
「いや・・・・離れて!」
『威勢のいいのも好みだぜ?俺は。
いいのかぁ?このまま
だと、こいつ殺しちゃうかもよ?』