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銀魂のススメ

第4章 責任とらせていただきます!


「……!?」

寝てる。
当たり前だ、今確認したばっかじゃねえか。 床に散らばったスーツや下着、乱れたシーツ、そしての腹や股を汚してい る精液を改めて見て一気に酔いがさめた。
何でだ。何で俺しか酔ってねえ今日に限って全部覚えてんだ。この半端ない罪悪感はどうしたらいいんだ。

「ちょ、……」

寝てる。んなすぐ起きるわけがない。
あんなことを同僚の男にされたとは思えんほど穏やかな寝息をたてるにますます罪悪感。
記憶も戻った今、間違いなくこれは二度目の過ちだと断言できる。
もう酔っていたでは済まされない。
刺されたっておかしくない。
それくらい酔っぱらった俺のセックスは酷かった。いろんな意味で。

「……ホント、すまん……」

やはり寝ているに謝り、俺は辞職も考えながらいそいそと事後の処理をし た。

ーーーーーー

「本ッッッ当に申し訳ない!!!」

「……」

朝。 よりも早く起きた俺は、が目を覚ますなり土下座した。
ちなみに俺は ソファーで寝た。
一度無言でシャワーに立ったは戻ってくると再びベッドに腰をおろした。 そしてまた謝る俺。からの応答はないが、俺は顔を上げないままひたすら 謝罪した。

「謝って済むことじゃねえのはわかってる! が他にどうしたらいいのかわか らん! 何か要求があれば応えるし、存分に俺を痛め付けてもらって構わな い! 本当にすまない!」

「……」

「……?」

全く反応がないことが気になり恐る恐る顔を上げると、は片手で顔を覆ってうつむいていた。
ままままさか泣いてる!?

「! 泣かないでくれ! 本当にすまなかった!」

「泣いてねえよ……」

呆れたような声を出して顔を上げたは、確かに泣いてはいなかった。 が、顔が赤い。

「?」

「……や、やっぱいい」

「何が!?」

また顔を下に向けてしまったに慌てて近づく
主語を言え主語を! こちとらどう責任取ったらいいかで必死なんだから!

「やっぱって何だ、お前何考えた!? それを実行させろ! でないと俺の気が 済まん! 実行させてください!」

「いいって、もういいから……ッ、」
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