第11章 どこまでも灰色な人

青「よう、友香」

部活に行こうとしている私に大輝が話しかけてきた

青「これから体育館だろ？一緒に行こーゼ」

『うん‼︎‼︎』

私が答えると大輝はじーっと私を見つめてきた


『？大輝、どうしたの？』

青「ってか最近お前……ちょっと縮んだ？」

『なっ……大輝が背伸びただけだよっ‼︎』

青「あ、そーか。どんどん身長差が広がってくな」

ニカッと笑って私の頭をクシャっとした


『うん…大輝もどんどん男の子から男の人になってるんだね』ニコッ

私も一生懸命背伸びして大輝の頭を撫でる


青「っ//// 本当にそう思ってんならガキ扱いすんなっつーの‼︎‼︎」

と言われて手を振り払われてしまった


『だーいちゃん♪』

青「その呼び方やめろっ‼︎‼︎」