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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第17章 心を乱す存在



エルヴィンは再び銃口にコルク弾を詰め、

「次は何を狙えばいい?」

と、悪戯っぽく凛に微笑みかける。


その笑顔を目にした瞬間、
心臓が勢いよく、身体中に血液を巡らせた。



……この人と一緒に居たら、
自分の心まで射抜かれるのも
時間の問題かもしれないな……


なんてことを、つい考えてしまう。


その考えを振り払うかのように、
青褪めた顔の店主を横目に
もう一つの目玉商品であろう、
ゲームソフトの箱を指さした。

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