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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第16章 命の宝庫へ




入り口を入ってすぐの、
トンネル型水槽をくぐる所から
エルヴィンの興奮は最高潮に達しているようで、
トンネル内部で、
食い入るように水槽の中身を見つめている。


そんなエルヴィンをしばらく見守っていたが、
昨日同様、女性からの熱の籠った視線が
エルヴィンに集中し始め、

「エルヴィン。
まだここ、入り口だからね。
もう少し先に進もうよ。」

と、エルヴィンの袖を掴んだ。



「……ああ。すまない。
つい見惚れていた。」


エルヴィンは我に返ったように
私を見つめた後、


「デート、だからな。」


そう言って私に手を差し出す。

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