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モブリットと妄想日記

第8章 ヤキモチ




「あの、団長、すいませんでした。」


モブリットはエルヴィンに頭を下げたものの、
言葉はその場にいる全員に向けたものだった。


「いや、気にすることはない。
カコにも可愛いところがあるんだなと
安心したよ。」


釘を刺した時とは打って変わり、
優しい笑みを浮かべながらそう言った。


「さっきはああ言ったが、
口出しするつもりもないから安心してくれ。」

「ありがとうございます。」


モブリットは
ホッとしたような表情を浮かべた。

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