• テキストサイズ

黒バス!〜宮地先輩と秘密の恋を〜

第21章 未来へ。今を生きる。~ホントにホントに最終章~


瑞穂「ま、いいや。祝日でも、とりあえず朝ご飯作るね」

清志「……んじゃ、俺も起きるわ」

瑞穂「なに食べたい?」

清志「んー……さみーし、汁物でも食うかな」

瑞穂「じゃ、卵スープでも作るね」 

清志「おう、頼むわ」

パトン、パトン、パトン………

階段から、小さな足音がする。

瑞穂「ああ真成。おはよう」

清志「おう、おきたか?」

真成「……ん……」

宮地真成(みやじ まな)、2歳。
私と清志の娘。
清志の茶髪は、真成に遺伝したらしい。
くりくりの瞳も清志そっくりだ。
清志もイケメンだが、こちらも負けず劣らずのかわいさである。
娘は父親に似るとは、本当なんだ……。
つまり、いずれ「轢く」とか言うのか!?
これが、今私の最大の悩みである。

瑞穂「あれ、和真は?」

真成「まだ寝てるお」

大分言葉を覚えたが、寝起きでは呂律が回らないらしい。
和真というのは、息子である。
宮地和真(みやじ かずま)、1歳。
真成の弟に当たる。
こちらは私に似ていて、黒髪だ。和真も、私に似てかわいく育っている。
(清志に自慢したら否定された)



……さて、気づいた方はいるだろうか。
真成。和真。
これらの漢字に見覚えは無いだろうか。
高校時代のバスケ部仲間から、出産祝いで
漢字をもらったのだ。
高尾「和」「成」。
緑間「真」太郎。
高尾が勝手に許可をしたが、緑間も許可してくれるだろう。
/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp