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イナクナッテシマエバイイ…

第7章 ヤンデレ


一方で、稟はうろちょろと歩いていた。よほど、優稀の事が気になるみたいで牢屋に向かうと其処には、優稀の姿がなかった。思わず、目を丸くさせる稟。


「アレ???優稀……何処ニイルノ???イナクナッチャッタ…。モシカシテ、見ツケテ、欲シイノカナ???イイヨ…捕マエテアゲル…。」


その時、優稀は稟の声が聞こえたのかブルリ…と僅かに身体が震えるのだ。蓮は、どうした?と優稀に尋ねるが、首を左右に振り大丈夫と伝える。その時だった。


「………ミツケタ………。」


目の前に、包丁を持った少女が現れる。優稀は、香李を庇うように後ろに彼女を移動させる。蓮は、ゴクリと唾液を呑み込む。手に持っている金属バットをギュッと力強く握る。


「な、なぁ…蓮。本当にやるのか?」

「やるしかないだろ…。ずっと、追っかけ回されるのは、もうごめんだッ!」


蓮は、そう言って少女に向かって走り出す。少女は、包丁を振り下げようとした時、蓮は避けて少女の顔に向かって、金属バットで殴る。バコーンッ!という激しい音が鳴り響いた。その瞬間、ジジジ…という電気の音が聞こえてくる。少女の首が取れて、其処から見えるあらゆるの大量のコード。これで分かった事だ。少女は、人工的に作られた物だった。本物の幽霊ではない。


「れ、蓮…。これは……。」

「思ってたとおりだ。やっぱり、人工的に作られた物だな。ヒヤヒヤしたぜ。」

「こっちが、ヒヤヒヤしたよ!もし、蓮に何かあったらどうしよう…って、思ってた!」


香李の言葉に、うっ…と声を漏らす蓮は少し苦しげな表情を浮かべる。恐らく、自分自身の事は考えていなかったみたいだ。
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