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【イケメン王宮】 もう一つのシンデレラSTORY
第1章 プロローグ〜始まりはいつもここから〜
私は質問を受けて改めて、助けてもらったその男の人を見た。
どうやら、彼はこの王宮の騎士らしい。
逞しい身体にはウィスタリアの紋章が刻まれた重厚な鎧を纏っている。
(ここにいるって事は、門番なのかな)
私は、彼の引き込まれる様な緋色の瞳に、何故か安堵して、正直に話してみることにした。
「実は……」
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