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三日月。☆黒子のバスケ

第2章 重なる光。~僕編~



淡い淡い期待を抱いていた。
光に重なれば、
きっと影だって

あのようにキレイに輝けるのではないかと。

でも、光に重なれば
影は消えてしまい、

より一層と光を輝かせた。

だからいつだって
光の後ろに回りこみ、

後ろから輝く世界を
見つめていた。

でも、願ってしまった。
光になりたいと。

光に重なると
僕の今まで作り上げてきた世界が

音を立てて崩れ去ってしまった。

分かっていたのに…
僕はもう戻らない世界を

必死でかき集めていた。

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