第3章 痛みの先の快楽
とうとう部屋の前に来てしまった。
「さあさあ、遠慮しないで入ってねっ!」
いや、これからお仕置きされるのにどんな顔してはいればいいんですか………。
突然ライト君が耳元に口を近づけ
「早く入らないと、どうなっても知らないよ?早く入りなよ。なぁんてね、んふっ」
顔は笑って冗談を言っているが目が笑っていないところを見ると本気なのだろう。
早く部屋に入ろう。
ガチャッ
私は部屋のドアを開けた。
「さぁーて、何をして遊ぼっかぁ?」
「何をしたら解放してくれますか?」
「んー・・・。じゃあ、血を吸わせてよ。異世界から来た奴の血はどんな味がするのかなぁ?・・・楽しみだなぁ・・・んふっ」
そう言っているライト君がの顔はとても楽しそうに笑っているがどこか狂気に満ちた顔つきをしていた。
「………血を吸い終わったら本当に解放してくれますか?」
「まぁ、その時の気分次第かなぁ…。まぁ、そんなことより早く君の血を頂戴?」
そう言ってゆっくり押し倒された。
服を破き、肌を晒した時にライト君が不意に言った。
「ねぇ、この噛み跡…アヤト君のかなぁ?」
「う、うん。……」
なぜか後ろめたさが出てきて顔をそらしてしまった。
「アヤト君に吸わせた数時間後に僕に血を吸われてるなんてねぇ・・。これはこれで楽しいかなぁ・・んふっ」
「ねぇねぇ、どこから吸われたい?首筋?太もも?どこでも好きなところを言って!」
好きなところなんて……!あるわけないじゃない……!