第10章 もう二人と前日
_次の日
『おーッス!』
早朝練に顔を出した湊斗_ するとそこには只管アタックを打つ影山とそれをレシーブしている日向の姿があった
日「おいっ 手加減すんなっ」
影「上等だァ!!」
”バシッ”
”キュッ”
”ドカッ”
ボールの音とシューズが体育館に響き渡る中湊斗は静かに二人を見守っていた
『(俺が来てもう5分か…)』
"ガラガラ"
扉が開いて入って来たのは孝史…
孝「オッス 湊斗!」
『おう!! はよー 孝史』
孝「アイツ等いつから始めてたんだ?」
『俺も5分位前に来たんだけど、そん時にはもうしてた…それにさ、あいつ等まだ一回もボール落として無いんだよ』
孝「はっ? 一度も?」
『そう……』
それだけ話すと二人は静かに日向達を見ていた_
・
・
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_体育館前
田「ヤベー寝坊した~ 遅刻 遅刻~ 急いでいたら食パン銜えた潔子さんとドーン☆ なんつって、」
"ガラガラ"
田中は孝史と湊斗の間に入り
田「え…コレどのくらいやってんスか」
孝「湊斗が来てからは20分経ってる」
孝史は日向達を見たまま答え
田「連続スか?」
孝「うん」
田「ゲッ」
『あと龍、さっきの歌センス無さ過ぎ……』
田「え(;゚Д゚) 湊斗さん聞こえてたんスか?」
『うん。俺耳良いし……アレ潔子が聞いたら、もう一生口きいて貰えないべ』
田「ま…マジっスか!?」
『うん』
田「それは嫌ッス(´・ω・`)」