第9章 スパルタ!?
翌日の朝練
孝史side
"シュッ" "バシッ"
日「あっ!」
俺が打ったスパイクを日向がレシーブをする が、ボールはそのまま後ろに飛んでいった
『だから、重心後ろにいってるって! 後また手だけで(ボールを)運ぶから後ろに行くんだってば……はい、ダッシュ5本なっ?(*^^*)』
日「っ……う、うッス!(;´Д`)」
レシーブミスをする度、湊斗に言われた通りにダッシュをしに行く日向_
(ボールを触ってる時間より走ってる時間の方が長い気がする…)
日向が居ない間に、俺は湊斗に傍に行き
「なぁー、朝からダッシュ何本もさせるのキツ過ぎんじゃね?」
『孝史_ うん。分かってる……半分は多分、嫉妬してるからだと思う…だってさ、あんだけ何本も走ってるのにまだあんなに元気だしw羨ましいよ、ホント……』
そう言って、日向を見る湊斗の横顔が何だか泣き出しそうに見えた_
(…湊斗……)
『悪い!今の忘れてな? さてと、そろそろ時間だし片付けるべ?^^』
俺は、湊斗にどう声を掛ければ良いのか分からなくて、ただただ頷く事しか出来なかった
end