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COLORS☆黒子のバスケ

第38章 変化していく日常。


こうして二人で帰ったのをきっかけに
私と黒子くんはよく話すようになった。

黒子くんはすごく話しやすくて
優しくて…。

また、彼が一生懸命頑張っている姿は
励みになった。

そうして、全中に向けて
帝光中のバスケ部の練習は激化して行った。

虹村「おい!寝るな!黒子!」

黒子「すいません。起きてます。」

黒子くんはぴくりとも動かず
倒れこんでいる。

るり「あ、黒子くん。」

黄瀬「黒子っち!」

私と黄瀬くんが駆け寄ろうとするのを、
赤司くんが止める。

赤司「全中は1日2試合が毎日続く。この程度でへばってもらっちゃ困る。」

黒子「…はい!」

みんながやる気に溢れていた。
勝利に向かって走っていた。

迎えた2年の時の全中。

これがこの帝光中学バスケ部を
大きく変える原因となったのだった…。

そんな事も知らず、
私は一人、大きな大会に浮かれていた。

私だけじゃなかったはずだった。

絶対に負けられないというプレッシャーが
キセキの世代のみんなを襲う。

みんなの緊張は
私にもヒシヒシと伝わってきていたのだった。





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