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COLORS☆黒子のバスケ

第38章 変化していく日常。


入れ替わるように、
こちらに赤司くんがやって来た。

赤司「るり。」

るり「あ、赤司くん!」
私は立ち上がる。

何やら赤司くんは不機嫌そうだった。

赤司「その髪型。似合わない。」

るり「…へ?」

赤司「今すぐほどけ。」

そういうと、
赤司くんは私のみつあみを手でほどいた。

るり「…。」

せっかく黄瀬くんにしてもらったのに、
もったいないなぁ…。

そんな似合わなかったのかなぁ。

なんだかショックで
少しうつむいてしまった。

赤司「…すまない…。」

その声にはっと声をあげると、
赤司くんは困ったような表情をしていた。

るり「あ、いえ…私こそ…。」

赤司「ちょっと、こっちに来い。」

そういうと、
赤司くんは私の手を掴み、
体育館の外へと連れ出した。

少し暗くなり始めた空に
冷たい風がふわっと頬をかすめる。

さきほどまで練習をしていた
赤司くんの背中からは

ほんのり汗のにおいがした。

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