第26章 オーラを磨け!?
廊下や壁にはその専門学校からデビューしたであろうアイドル達の写真が飾られていた。
るり「にしても、本当にすごいオーラだねぇ。」
黒子「そうですね。」
るり「やっぱ芸能人になる人達は違うなぁ…」
黒子「あの、神谷さん。体験入学って何をするんですか?」
るり「…なんだろう。」
黒子「え!?」
るり「ごめん、全く調べてなかった。」
黒子「…そうですか。」
周りを見ると体験入学に来た人たちで
教室はいっぱいになってきた。
しばらくすると、講師の方が教室へと入ってきた。
講師「みなさーん!今日は体験入学に来てくれてありがとう☆」
なんだか、どぎつい色の服を着たお洒落なおじさんという印象の講師はマイクを使わず大きな声で叫んだ。
講師「今日は皆さんに一日アイドル体験をしていただきます☆今からアシスタントが参りますのでしばらくお待ちをぉ!」
そうして講師は出て行った。
しばらくすると、恐らくそこに通っている生徒が私達の元へとやってきた。
「どうも!神谷さんの今日一日アシスタントさせていただきます!西園寺です☆」
西園寺さんはものすごくギラギラした感じのオーラを持った男の人だった。
るり「あ、どうも宜しくお願いします。」
私は頭を下げた。
「黒子さーん?いらっしゃいますか?」
誰かが黒子くんを探している声がした。
私はそちらへ目を向けた。