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COLORS☆黒子のバスケ

第19章 バレンタインのキセキ!?


職員室へ向かう途中の図書室。

そこでも事件は起きていた。

なにやら、朝なのに図書室が異常に騒がしい。
私は少しドアを開けて覗いてみた。

女子「ふふふー、黒子くーん、どこに隠れてるのかなぁ?ふふふー」

女子「私、さっきこの辺で黒子くんが消えるの見たのよぉ!」

女子「もう、既にここじゃないかも!?」

女子「うぉぉぉぉ!黒子を探せぇぇぇぇ!」

血眼になりながら黒子くんを探す女の子達。

なんだか、真夏のホラー映画のワンシーンのようだった。

私は静かにドアを閉めた。

そ、そうか、やっぱり黒子くんもなんだかんだで人気なんだな。

薄い子だからバレンタイン0個とかありえそうとか
ちょっと思ってたけど…

う、うん、なんとなく良かった…のかな!?

そんな事を考えていると
背後から声がした。

黒子「神谷さん、助けて下さい。何故か僕追われてるんです。」

振り返ると黒子くんが真後ろに居た。

るり「うわぁ!?黒子くん!?びっくりしたぁ」

黒子「あ、そんな大きい声を出すと。」

"ガラ"

ドアが勢い良く開いた。

女子「黒子だとぉぉ!!!???」

もの凄く怖い顔の女の子が飛び出してきた。

るり「ひぃぃぁぁぁぁ!!??」

あまりのホラーに心臓が縮まった。

黒子「す、すいません、神谷さん。また部活で!」

そういって黒子くんは走って行った。

女子「うぉぉぉぉ!!!黒子はいねぇぇがぁぁぁぁ!!!!」

…ナマハゲじゃん!!!

私は再び職員室を目指した。


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