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稀人 ~異国の姫~

第2章 逃走






レイ「はぁはぁ…!まだ着いてくる!!」


・・・また捕まったら、もう逃げ出すチャンスはきっと来ない!!今しかないんだ!!

私はココから絶対に逃げるんだ。
もう、あいつらはのいいなりなんかにならないっ……!!

家族を…仲間を…民を殺したあいつらなんかに!!!






兵「おいっ!No.119が脱走した!!あいつを捕らえろ!!」


兵士たちに追われ、私は広い部屋に入った…
そこには大きな水鏡があった。


レイ「はぁはぁ…!行き止まり!!そんな…!ここまで来てっっ!!」




バタバタバタ……




複数の足音がどんどん近づいてくる
私は鏡の前に追い詰められた

そしてここに、あいつが現れた
私からなにもかもを奪ったやつ…!

この国の大佐
フィズナ帝国国軍大佐 キサラギ



バンッ!!




レイ「つっ…!!」

銃を発砲した
その弾は私の頬をかすめた


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