第1章 青の約束(青峰大輝)
中学時代、俺はキセキの世代なんて言われていた。
他のメンバーも個性的なヤツらだった。
バスケは好きだし、楽しい。
でも、俺が本気を出したら相手はやる気を無くす。
そして俺はほとんど練習に行くことが無くなった。
練習したら上手くなっちまう…
「…俺に勝てるのは俺だけだ…」
その日も帰ろうと体育館横を通っている時だった。
『ナイスパース!』
___ザシュッ…
「レイラナイッシュー!!」
「さすがレイラ先輩!カッコいい!」
…女バスか。
ウチの学校は女バスもあって、体育館は男子女子それぞれにあったので、同じ体育館で練習することはなかった。
ふと見た先に、楽しそうに、だけど必死で練習する女が目に入った。
(昔の俺を見てるみたいだな…)
それから練習をサボって帰るときは、なぜかその女が目につくようになった。
そんなある日…
「レイラ!リバウンド!」
『オッケー!』
___ブチッ…
『!?…う…あぁぁっ!!』
ガクッ…
「レイラ!!」
…!!
それからその女を体育館で見かけることは無くなった。