第2章 君だけに(黄瀬涼太)
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(レイラっち、ちゃんと来てくれるかな…)
レイラっちに初めて出会ったあの日。
助けたのは正義感からで後先考えずに体が勝手に動いていた。
でも、レイラっちと目が合った瞬間…
いわゆる一目惚れってやつッス。
この子は絶対俺が守るって決めたんス。
その後にレイラっちが同じ高校受験するって聞いた時には、飛び跳ねるぐらい嬉しかったッス。
まぁ、その時はカッコつけて同じ高校になるの隠したッスけど、同じクラスでしかも席も隣りとか、もうマジ最高ッス!
そんなことを考えていると…
『おはよう黄瀬くん!』
後ろから俺が聞きたかった声が聞こえた。
「レイラっちおはよ♪ちゃんと来てくれたんスね!」
振り返ってレイラっちに体を向ける。
『1人より安心かなぁ?と思って…でも、黄瀬くん私と一緒で大丈夫?きっと、ファンの子が黙ってないよ…』
そう言って俯くレイラっちに、
「大ー丈夫ッスよ?俺が一緒にいたいだけッスから。俺に守らせて…?」
そう言うとレイラっちは、顔を真っ赤にして照れた表情を見せた。
か、可愛い…///
「っ…あ!電車来たッスね?ほら、レイラっち行こう!」