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弟の束縛

第2章 束縛~弟の恐怖~


ふあ…

ねてた?

でもまだ、11時…

なんかあったかいなあ…

って陵のかおがとなり?!

「んあ…麻美おきたのか。寝顔かわいかったな!」

「えみてたの…」

「だってさきにねたじゃん!」

「いや、そうだけど…」


かおを真っ赤にした

見られたのか…

はずかし…


「まあよくみてんだからはずかしがんなって」

「ねえ…今日はありがとう」

「礼はいいって!」

「夜までここにいてもいい?」

「え?そうするつもりだったんだけど…?」

「あ、そっか」

「てか泊まらせようとしたんだけど…」

「え?泊まってくの?うちが?」

「おう、心配で家に返せないしな」

「迷惑だから夜になったらかえる!」

「帰らせない。俺の母さんにもいっといたからもう。とまらせるって。」

「ええ…わ、わかった」

「でもふくは?」

「あ、ないね、母さんのかしてもらおう?
あとでとりにいってくるよ。母さん帰ってきたら!」

「ありがとう」


なんかほんとにわるいなぁ。


「俺もう一回ねる」

「えええ!おやすみ」

「おう…」
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