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ツンデレ王子と腹黒王子

第4章 初めて


「やっ、だめ…ぁ!」


野木が俺の胸の突起を口に含む。


「ふぁ…ん!」


更に下の方も攻めてきて、声を抑えることが出来ない。

すると野木は自身のものを出し、俺に入れようとそれを擦り当て……………





「はっ!」


目を開けると、見慣れない天井が視界に入る。

そっか、俺、おばあさんの家に…。

体を起こし、先ほどの夢を思い出す。


「最悪だ。よりにもよってあんな…」


俺は、なんて夢を見てるんだ。

おっさんに痴漢されて、野木にキスされて、頭が可笑しくなったか?

でも何で、あいつとヤってる夢なんか…。


「あら、起きたのかい?」


玄関から入ってきたおばあさんが手にしていたのは野菜。

畑も持ってるのか。


「あ、すいません、店番あったのに寝てしまって」

「あぁいいんだよ、大分疲れてたみたいだしね」


玄関をあがり台所へ向かうおばあさん。


「今日は泊まって行きなさい。駅からだと、ここが一番近いから。今夕飯作るから、待っててね」


そう言われ、外が暗くなっていることに気がつく。

結構寝てたんだな、俺。

立ち上がり、俺も台所へ入る。


「何か手伝えることありませんか?」

「そうだねぇ、そこの棚から、お皿出してくれるかい?」


俺は棚を開け、皿を出す。

ひとり暮らしだからか、食器の数は少ない。

それに結構古いもので、使い込まれているのが分かる。

皿をおばあさんの隣に置いく。

と、その時、玄関の方から声が聞こえた。


「すいませーん」


客か誰かか?

でももう店は閉まってるし、来ないはず。


「貴夜くん、今手が離せないから代わりに出てきてくれるかい?」

「あ、はい、分かりました」


俺は玄関へ行き、ドアを開いた。


「はい、どちら様です……………なっ!?」


そこに立っていたのは、今最も会いたくない男だった。
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