第8章 告白
惚れた弱みだろうか、そんな彼が可愛すぎて何もかもどうでもよくなる。
彼の服にしがみつけば、その後は私に負担をかけないようにうつ伏せにさせて、陰茎を太腿に挟み陰核に擦り付けながら何度も腰を振ってきた。
どれくらいだろう…窓に差し込むオレンジ色の光がなくなり、部屋は真っ暗になっていた。
「はぁ、はぁ…もう出ぇへん…はぁ。」
私をうつ伏せにさせる前に敷いた布団カバーのおかげでベッドは汚れていない。
「あ、あの…ごめんなさい、枕が…。」
枕が私の涙や唾液でびしょびしょになっていた。
「ん?ええよ。」
少し休んでおけと言って軽くシャワーを浴びた後、布団カバーや枕を持っていなくなってしまった。
シャワーを浴びていてもいいと言っていたので、汗を軽く流してベッドに戻る。
また湿布がダメになってしまった…。
2人分の包帯をクルクルと巻いて机に置いておいたが、どちらも汗に濡れていたので、意味がなかったかもしれない。
これからどうしよう…。
ベッドに顔を埋め、好きな人に激しく愛されていて忘れてしまっていたことを思い出して、頭を抱える。
でも、このまま一人でグルグル考えるのも嫌なので、服を着て部屋を出た。