第1章 始まり
愛液に塗れたその触手は黒光りしていた。グロテスクなそれを産み落とした事に戦慄していると、また子宮をこじ開けて産まれようとしてくる。
「ん……はっ……あぅ……あっ、あぁ……っ!」
触手がナカで蠢かれる度にゾクゾクと快楽が押し寄せてくる。そしてにょろりと秘部から顔を出す。びちびち……ぼとりと2匹目が産まれ落ちた。
どうしよう、気持ちいい……出産、気持ちいいの……
まだまだお腹の中には子宮で孵化した触手の子供達がいる。次々と子宮をこじ開け、自ら外の世界へ産み落とされる。
「やら……産むのいやぁ……あっあっ、また来る……産まれちゃ……っぅぅうん」
愛液に塗れた触手の子供達が1匹、また1匹と産まれる度に快楽が身体に刻まれていく。
これを毎日繰り返されるなんて……そんなことされたら、自分が自分でいられなくなってしまいそうだ。
最後の1匹―――になったがその1匹がどうやら他の触手よりも大きく成長していたらしくなかなか出てこない。子宮をグイグイとこじ開けられる感覚に身体はビクビクと震え、他の触手を産む時よりも快楽が何倍も増していて壊れてしまいそうだ。
「あふっ……あっあっ……ん、やぁ……」
「おやおや、難産のようですね……では私もお手伝いいたしましょうか」
「ぇ……んひぁあ……っ」
2本の細い触手がナカに入ってきてぐちゅぐちゅとまさぐられる。
身を捩り、快楽から逃れようとするがそれすらも無意味だった。白月さんは興奮しているのか呼吸を荒くしていた。
「ふふふ……っはぁ……いけませんね、琴美さんの乱れる姿が愛おしすぎて……我慢できません……この出産が終わったら、また挿入れさせてください。私のモノでも乱れて欲しいのです」
うっとりしながら無慈悲な事を言われる。
嫌と言っても犯されるのは確定しているだろう。
ぐちっ……ぐちゅぐちゅっ……ぬちゅ……っ。
やっと触手が子宮から出てきたようだ。ずるっと2本の触手で引きずり出される。瞬間あまりの快楽に耐えきれず……ぷしっと潮を吹いてしまった。
潮吹きなんてものも初めてだった。当然だ、行為自体したことがなかったのだから。
潮吹きした自分を見つめて白月さんは目を細める。
「嗚呼、気持ちよすぎて潮を吹いてしまいましたか……ふふふっ、可愛らしい」