第6章 ジャパニーズマフィア
チッチッチ...
「ツナくん、起きて。」
「んん、、」
「ツナくーん、学校遅れちゃうよー。」
永茉はツナを起こしに部屋に入っていた。
(かわいー寝顔。ディーノに似てる。)
しかし、どれだけ声をかけても起きる気配がない。
(どうしよう、全然起きてくれない、、)
永茉がどう起こそうか考えながら、顔を近づけると、
「ぅ、ん!?えぇ!!??」
「あれ、起きた。ツナくん、おはようー。」
普通に起きたツナであった。
「なっ!?なん、で!!?///]
ツナの顔は真っ赤だった。
「奈々さんに頼まれたの。よく寝てたね。学校遅れちゃうよ。着替えて降りておいでね。」
役目を果たした永茉は降りて行った。
朝から歳の近い女の子に起こされたツナはドキドキしながら着替えた。
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「行ってきます」
「ツーくん、行ってらっしゃい」
(昨日のディーノさんのカメ騒動のおかげで寝坊だ、永茉さんがいなかったらもう少し遅れてたかも、、)
ツナは起きた時のことを思い出し、顔が赤くなる。
が、ツナは目の前を見て顔が真っ青になる。
(また家の前物騒だー!!!)
いたのは、ディーノの部下たちだった。
「ボンジョルノ、ボンゴレ10代目。」
ツナに声をかけたのはロマーリオだ。
「あっ、どうも、、、。ディーノさんと、永茉さんでしたら、、」
ツナは怯えながら返事をしようとしたその時
ガチャっとドアが開いた。
「なんだお前ら、迎えなんて頼んでねーぞ。」
「ロマーリオ!みんなもおはよーう!」
「「「お嬢!!!!おはようごぜーやす!!」」」
全員跪いた。
(なあ!!!永茉さんすげええー!!!)
「なんで永茉にだけ、、」
「オレらはお嬢が心配で心配で、、」
「元気そうで何よりです!」
「昨日会ったじゃない。みんな変なの」
永茉はクスクスと笑う。
「誰も迎えになんて来てねーよボス」
「ん?」
「散歩してブラついてたらここに着いただけだぜ」
と、ロマーリオが言い、後ろからみんながオレも、オレもと言う。
「駅前のホテルからかよ、、、」
呆れるディーノだった。