• テキストサイズ

つよがり いいわけ かわいい子【HQ】

第2章 つよがり いいわけ いとしい子



高校の同級生で同じバレー部だったら夜久と付き合い始めてから数ヶ月。日本とロシア、なかなか会えない距離でネット環境を駆使しながら逢瀬を繰り返していた。

「この辺り夏乃って仕事忙しい?」

お互いの時差を考慮し日付が変わった頃に始まった通話で聞かれた言葉に暇だと伝えれば、休暇が取れそうだとの報告。有給2日と休日を駆使して4日間の連休を作れば電話の向こうで弾む声にこちらの心も弾む。
久々に会える嬉しさにワンピースなんて買っちゃって、あからさまに浮かれている自分に喝を入れるけれど、それでも久々に会えるのが嬉しくて仕方がない。
帰宅前に化粧を直し買い物を済ませると、自宅へと帰宅。夜久には郵便受けに予備の鍵を入れてあることを伝えてあるため先に家に入っているだろう。先ほどご飯ができていると連絡が来ていたからそれすらも楽しみで思わず早足になる。家の前に到着し念の為にインターフォンを押した後ドアの鍵を開けると、家の中からは良い香りと新しく買ったスリッパの音が近づいてきた。


/ 39ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp