第36章 28
自室
「…ふーん。なるほど、な。」
快斗の独り言で目が覚めた
今日は久々に何もなくて2人でベッドでゴロゴロしていたらいつの間にか眠っていたみたい
「ん?…わりぃ。起こしちまった?」
どこかの盗聴をしていたらしい快斗はそう言ってイヤホンを外して私を抱きしめる
何も言わない私に(また再起動中?)と聞いてキスを一つ落とす
「……ん、、はぁ」
ボーっとしていたのが別の意味でボーっとしてしまうのを見て快斗は、フッ。と笑った
「んな顔すんな///」
どんな顔?
よくわからなくて快斗を見つめるが視線を逸らされる
「……はぁぁぁ////、、、なんで俺んちじゃないんだ///」
頭をぽりぽり掻いて顔を赤くする快斗
これは多分
ちょっとスイッチが入ってる?
「………したくなっちゃったの?」
「バ!バーロォ///…………はい//」
ちょっとギラついてる快斗に、フフッ。と笑い返した
「まだ明るい時間だよ?」
「関係ねーよ//オメェ抱くのに」
そんなことを言われて私も身体は既にそのモードに入りかかってる
「、、後で快斗の家行こうね?夜ご飯はここで食べる約束」
「チッ。……わぁーってるよ」
舌打ちしたのは聞かなかったことにしよう
ゆっくり起き上がりベッドの枕元を見る
そしてイヤホンを見つけ
「……で?何がなるほどなの?………私に手伝いあるかな?」