• テキストサイズ

All is Dream Box【春パワー全開】*短編集

第7章 さな/【テニプリ】3章 来訪者




持ち寄ったものをある程度食べ終えて、そろそろ片付けに入ろうとしていた時だった。
車の音が聞こえた。今日は日曜日だから、私たち以外はいないはず。先生だったらどうしよう…流石にお花見してましたはマズイよね。


「邪魔するぜ、庶民ども!!」

「「「跡部⁈…と忍足も⁈」」」

まさかの跡部君と忍足君の登場に驚きを隠せない私たち。

「な、何で跡部たちがここに⁈」
「フン、花見とやらお前らのお遊びに付き合ってやろうと思ってな!」
「俺たちが花見やってんの何で知ってんスか⁈」
「あー菊丸のツイートをたまたま跡部が見てやなぁ…。」

質問に忍足君が答える。どうやら菊さんと忍足君がフォローし合ってて、さっきのツイートを見てやって来たらしい。

「もー!自慢の為につぶやいたのに!来たら意味ないじゃんか!」
「いやぁ、俺は止めたんやで。でもさんと写っとったやろ?それで跡部がやな…。」
「フッ、相変わらず仲良しごっこかよ、イモ。」

跡部君が腕を組んで私の前に立つ。

「だから、その呼び方止めてくれないかなぁ。」
「イモはイモだろうが。」

何故、彼がそう呼ぶのか。
以前、練習試合を行った時にいつもならマネージャー用のジャージがあるのだけど、たまたま忘れてしまって学校用のジャージで参加したのだ。
青学の体育ジャージはまぁ、イモジャーなわけで。
それから彼に"イモ"と呼ばれることになったのだ。
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp