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パパはラジオスター(ハズビンホテル)

第3章 第二章


パパと出会ってから、はや3か月。

私とパパの関係は、本当の親子のようになっていた。




『ゴレア~帰りましたよ』

「パパ~!おかえりなさい」




パパに連れてこられた、ハズビンホテル。

ここで私はパパと、ホテルの人達と一緒に暮らしている。

ホテルの支配人をしているチャーリーお姉ちゃんと、その恋人ヴァギーお姉ちゃん。

お掃除大好きなニフティお姉ちゃんに、バーテンダーさんのハスクお兄ちゃん。

それからホテルの唯一のお客様、ポルノスターのエンジェルお兄ちゃん。

あいつと二人暮らしをしていた私にとって、大勢での生活は本当に楽しい。






『いい子にしていましたか?』

「うん!今日はチャーリーお姉ちゃんたちと遊んでたの」

『それは何よりですねぇ、さあ部屋へ戻りましょう。みんなにお休みの挨拶をして?』

「はーい、みんなおやすみなさい!」






パパは私を本当に大切にしてくれているみたいで、よく私の好きな本を買ってきてくれる。

でもまだ外出はさせてくれないみたいで、前に外に行きたいって言ったら1時間くらい説得された。

その代わりにチャーリーお姉ちゃん達とホテル内でなら遊んでいいって言われたから、それでいいかってことで納得することにした。






『チャーリー達と何をして遊んでいたんですか?』

「雑誌を読んでたの、今度お姉ちゃん達が私に似合いそうなお洋服を選んでくれるんだって!」

『……ゴレアには赤色の服が似合いますよ』

「本当?それならパパとお揃いだね!」




今着ている服も、確かパパが用意してくれたんだっけ?

そういえばお姉ちゃん達からも、赤色の服を着ているとパパと本当の親子みたいに見えるって言われたな。

これが本当の親子の在り方なんだろうな……今までの私では絶対に味わうことができなかった。
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