第4章 完結:犬猿の仲なリヴァイとエレン
トン、トン、トン・・・!!
「エレン君凄いね!見事な包丁捌!」
「毎回、自宅で
自炊してるから。これくらい
朝飯前だよ」
「・・・私、料理
苦手・・・この前
リヴァイさんが・・・んっ・・・」
「俺の前で。リヴァイさんとの
ノロケ話は。しないで・・・今は
二人だけの。世界なんだから・・・」
エレン君に、
人差し指で
ちょんと軽くタッチされた
薄桃色の
ふっくらとした
艶のある
柔らかな唇に・・・
当てていた、人差し指を。離すと
自分の唇へ
触れていた
「・・・関節キス」
「ぅ・・・何やってるの!お料理に
集中しなさい!」
「その照れた顔。可愛い・・・
もっと意地悪しちゃおっか・・・
な!!」
「おい。俺は
腹が、減った・・・腹ぺこだ
さっさと作れ。この
豚」