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高校を中退して白石蔵ノ介と夫婦になるお話

第8章 パパになっても未だにナンパされます


四児の父親でもぅ30やのに俺は未だに逆ナンされる。
仕事上がりに家族で外食しよう思って涼子ちゃんと子供らを待ち合わせ場所で待っとった時、また逆ナンされてしもうた。

女1「お兄さ〜ん?お一人ですか??」
女2「良かったら私達とカラオケ行きません?」

職場でちょくちょく連絡先渡されたり聞かれたりあるんやけど、街で少しの間一人で居ても声かけられんねん。
しかも決まってチャラそうな女ばかりや…。俺は涼子ちゃんがタイプなんやから他の女興味ないのに!!

蔵「あっ…妻と子供待っとるとこなんで……あっ!!涼子ちゃん!こっちやで!!」

ナイスタイミングで涼子ちゃん達がやって来た。可愛ぇ妻と子供四人も連れて来たから女達もごっつ驚いた顔しとるわ。

蔵「では、そういう事なんで!」

俺は逃げるように涼子ちゃん達の方へ走った。

蔵「涼子ちゃん!」
「蔵ちゃんお待たせ〜!ごめんね?家出る直前に萌ちゃんとたっちゃん二人でウンチしちゃって遅くなっちゃった。」
蔵「そんなん良ぇんやって!四人の子連れじゃ時間かかって当たり前やん?やっぱり俺が一旦帰った方が良かったな。」
「いいんだよ。家からより職場からのがお店近いでしょ?結局待たせちゃったから意味なかったかもしれないけど…」

今回は涼子ちゃんの計らいで家に帰る手間を考えて現地集合にしてくれたんや。

蔵「そんな事あらへんで!涼子ちゃんが俺の事思ってしてくれたってのが嬉しいんやから!」
「蔵ちゃん…」
優「ねぇ!お腹すいたよ!」
達「は〜く!」(早く!)
幸「早よ店入ろうや?」
蔵「おん…すまんすまん!」

子供らに急かされ俺らは店に入って行った。
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