• テキストサイズ

【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎

第18章 始まりと終わり※






朝目覚めたら悟は居なくて、ななはしばらくベットの上でボーッとしていた。

だんだんと冷めてきた思考で、ななは昨夜の悟を思い出す。




まるで別人だった。

今まで悟と過ごしてきて、彼をあんな風に怖いと感じたりはしなかった。

ぶつけられた悟の負の感情を思い出すと、ななはまた顔が歪んだ。




「いっー。」

起き上がろうとして、身体全身に痛みを感じた。

あんな大柄な男に思い切り抱き締めながら抱かれたら、身体のあちこちは筋肉痛の様に痛んだ。




そして下半身にも明らかに痛みが残っていると分かると、やっと昨日自分が悟に何をされたのか理解出来た。




悟くんは……。

一見怒りも感じたが、最後の方で悟から感じたのは自分への諦めだった。

最後はただ怒りも無く、無表情で自分を抱いた悟の顔を思い出す。




ななは大きく息を吐いて、両手で顔を覆った。

この身体の痛みが無ければ、到底信じられなかった。



/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp