• テキストサイズ

【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎

第7章 五条悟③※


今、自分は五条悟に何を言われているのだろう。




愛を告白されたには傲慢で。

その行動は失礼極まりなく、限り無く犯罪に近い。

彼にトキメク要素なんて何も無かった。




なのに堂々と。

絶対自分のモノになると確信している様な、自信に満ちた表情に。

ななはぎゅっと目を細めた。




「……婚約者じゃ無くてもななは俺の女やで?
ちょっかい出さんといてや。」

「へぇ…そうなの?」




急に悟に話を振られて、ななはコクコクっと頷いた。




『婚約者にはなれない。』



直哉はハッキリそう言ってた。

それでも直哉はそうなれる様に努力をしてくれている。




それが純粋に嬉しかったし。

何より。

直哉が好きだった。




婚約者になれない位で、直哉の側を離れる事は考えていない。




「……ふーん…ならまだいいや…。」




まだ?

悟の意味深な言葉に直哉の眉が動いた。






/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp