第3章 このお方が•••••••••イヴの血を持つお方•••••••
中は暗いし不気味だけど
独特感が漂っている
金の丸いドアノブを捻り押し出して入ると
そこはリビングルームだった
ここで家族全員で賑やかに騒いで•••••••••
???「•••••••••どなたですか?」
ドアの方向から声が聞こえて重い腰を上げてゆっくりと振り向く
サラサラしたゆるふわ巻きの髪。前髪に
お花の髪飾り
如何にも庶民が着用していそうな服に
薄茶色のブーツ
にしても貧相なお体ね
ちゃんと栄養分とれてるのかしら•••••••••
「あなたが•••••••••あの方が言っていた•••••••••もう1人の器•••••••••」
「え?あの方?器って•••••••••」
「•••••••••気にしないで••••••••」