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蜩(ヒグラシ)の宿─にの江大江戸人情帳─

第1章 純情恋物語編





──主な登場人物紹介──





にの江(30)


江戸の町の旅宿「蜩(ヒグラシ)のお宿」の女主人

元は、とある大名の家臣の娘で

父親が亡くなった後、訳あって婿養子を取らず、家は断絶になった。

今はその辺で行き倒れていた(←笑)風来坊の雅吉を拾って、半分成り行きで(←笑笑)夫婦になっている





雅吉(27)


にの江の亭主で遊び人

いつもふらふら遊び歩いているが根っからのお人好し

何だかんだ言って、にの江に惚れているらしい

いざって時には案外頼りになる(かも(笑))





潤之助(35)


にの江の昔の想い人で、家同士のしがらみでにの江を奥方に迎える事が出来なかった

武士としての身分を捨てられなかった潤之助だったが

それでも、にの江の事が忘れられずに、生涯独り身で居ることを密かに誓っている…らしい(←笑)





お智(17)


気品漂う、町一番の器量良し

おとっつぁんの潤之助と、二人で貧乏長家に身を寄せているが、実は…





翔吾(21)


薬種問屋の若旦那

只今店を継ぐために修行中♡(←笑)

誰かさんのお節介(笑)で、お智に一目惚れしてしまう

とってもヘタレでビビりな為、自分と正反対に脳天気で何事にも動じない雅吉を、兄のように慕っている





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