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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第5章 あの人と出会ってしまった




五条くんと訳ありの恋人になってから一ヶ月が経った。


任務で負った骨折もすっかり治り、反転術式には感謝してもしきれない。


制限も無く任務に復帰し、学業に任務とお互い忙しい日々が続いていた。


「2回目のデートしようぜ」


五条くんのそんな言葉を皮切りに、せっかくの何も予定のない土曜日なのにデートに連れ出された。


誘われた時に何回も断ったのだけれど、行き先があの時と同じ水族館だったから行くことにした。


あの時は閉館時間ギリギリでゆっくり観られなかったから…。


午前中から出かければ、もっと色々な生き物をじっくり観察できると思ったから。


それ以外の理由はない…はず。


「おはよう、寧々。今日も可愛いな…いや、うん、マジで可愛いな。私服すげぇ似合ってる」


寮の入り口で待ち合わせた五条くんは、右手で口元を押さえながら私をチラチラと見た。


「それはどうも。時間でしょ、早く行きましょ」


「おっ!そんなに乗り気なの?嬉しいねぇ」


「違う、バスに乗り遅れたくないだけ」


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