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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第2章 馬鹿と告白と初デート




「お兄ちゃん止めて!なんでこんな酷いことするの…私が悪い子だから…っ?」


「ーーーーー」


「痛いよ…ぅ、苦しい…よぉ…、つらい、つらいよ、お兄ちゃん…っ」


何度「やめて」とお願いしても、叩かれて殴られて蹴られた。


お兄ちゃんは虫の息になった私に、最低なものを挿れ込んだ。


受け入れる気なんて全くないのに、強引に押し入ってくる。


息を荒げて興奮するお兄ちゃんとは対照的に、その異物に体を壊されながら時間が過ぎるのを願った。


いつしか拒否をしてはいけないと本能に教え込まれ、逆らうこともなく、私はお兄ちゃん…お兄様の捌け口となり人形となった。


「私が悪い子だから」お兄様はこんなことをする、「私が悪い子だから」両親は助けてくれない。


体の痛みが膨れ上がるほどに心の痛みもどろどろに増していく。


決して癒えることのない傷がぐちゃぐちゃに増えていく。


「寧々のせいだ…!」


妹の名前を憎悪に満ちた、悪意に満ちた声で呼び捨てる。


家族の誰一人として可愛い娘として扱ってくれない。


水無月家にとって兄だけが次期当主のお膳立てをされ、私は捨てる場所さえない要らない子だった。



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