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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




「完璧ではないと思うのだけれど」


将来の妻なんて言い切るのは相当ね。


こんな私が五条家当主の奥方なんて務まるわけないでしょ。


私が五条くんと関係を続けるのは、復讐を果たすまで。


それまで利用させてもらうだけで……。


私なんかよりも…よっぽど、相応しい方は他にいると思う…ねぇ、そうでしょう?


「約束な!」


「勝手に決めないでよ」


「なに?脱がされたいの?寧々」


「そんなわけないでしょう。大体ね…」


五条くんは「屁理屈なんか聞かねーよ」と私の話をぶった斬った。


「脱がされたくなければ、自分で脱いで俺の部屋に持ってこいよ。期限は昼までな」


2択にもならない条件…や、約束?を言い残して、先に部屋に戻ってしまった。


夜が明けてすぐ、早朝の日が昇り始めた頃に、使用した浴衣セット一式を五条くんの部屋の前に置いた。


おそらく本人は寝ているだろうし、携帯でお礼と共に連絡だけいれた。


返信があったのが朝から昼になる時間だったから、やっぱり寝ていたみたい。


『素敵な浴衣と楽しい思い出をありがとう』


『部屋に来たところを襲うつもりだったのに、早朝に来てんじゃねーよ』


うん、やっぱり早朝に届けて正解。


夏休みも後半、まだ「楽しい思い出」は増えるのかしらね…?



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