• テキストサイズ

〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第6章 クッキーとゼリー




私も任務に向かう為の身支度を始める。


1人になった部屋は、いつもと変わらないはずなのに広く寂しく感じた。


ベッドの乱れを直した時に、自分が寝ていたところの隣にも体温のような温かさを感じた。


一晩中、一緒だったんだな。


それでも、もっと一緒にいたいと思えるほど、私は…五条くんを…。


「あ、電話」


ディスプレイには五条くんの文字。


「寧々?歌姫脅して一緒にご飯行こうとしたけどダメだった。女子会だからお前は来んなってさ。だから俺のことは気にせ「分かった」


これ以上一緒にいたら…五条くんのことをもっと…。


「よし、切り替えなくちゃ」


電話を切った後からメールの通知が鳴り止まない。


送り主はディスプレイを見なくても分かる。


「行ってきます」


歌姫先輩にご迷惑をかけないように早めに寮を出る。


その歌姫先輩とは寮の入り口で一緒になった。


補助監督の人が運転する車に乗り込んで、任務へと向かう。


私達が乗った車とは別に、何度も電話をかけて焦った様子の補助監督の車もあった。


あれはきっと、五条くんが遅刻しているのね……。


携帯の鳴り止まない通知をチラッと見る。


『メールを送り続けてないで、早く出発しなさい』


釘を刺したから、たぶん大丈夫でしょう。


さぁ、任務、頑張らなくちゃね。

/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp