第109章 ブラコンとシスコンの兄妹
ミヒャエル・カイザー
『兄さんのバカぁぁぁあ!!!』とギャン泣きしながら布団に潜っている妹ちゃんと、それを見ながら可愛いくて堪らないという顔をしているカイザー。「🌸、布団から出てこい」『嫌ですぅぅぅ!!!』「じゃあ彼女と別れたら出てきてくれるか?」と聞けば妹ちゃんはギャン泣きを辞めてから布団の隙間から顔を覗かせてから頷くので、カイザーは「可愛いなぁ。俺の可愛い可愛い妹でお姫様。別れるから兄にちゃんと顔を見せてくれ」と言うので妹ちゃんは布団から出るのでカイザーは抱き締めてから涙を拭ってあげる。「ほら、今別れるってメールした。これで安心したか?」『兄さん、大好き。兄さんは私のだもん』「ああ。俺はお前のものだし、お前は俺のものだ」と言いながら額にキスをするカイザー。でもまた数ヶ月後には彼女作り妹ちゃんギャン泣きさせて『嫌い!』と言われて狼狽える。
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アレクシス・ネス
『アレク兄さんのバカぁぁぁぁあ!!うわぁぁぁぁん!!』とネスから彼女が出来たと報告されてギャン泣きしてしまう妹ちゃん。「バカってなんですか、バカって。全くそんなに泣かなくても良いでしょう」と呆れたように言いながらもニヤケている顔を手で隠しているネス。内心ずっと「僕の妹本当に可愛い〜。ああギャン泣きして小さい頃と変わらないのが本当に可愛い」と思っている。『兄さん、彼女作らないって!私だけをお姫様扱いするって言ったのに!嘘だったんだ!!私の事どーでもいいんだぁ!』と言えばネスは溜息をたいて「🌸は馬鹿ですねぇ。僕がお前をどうでもいいと思う訳ないでしょう?ずっと僕のお姫様は🌸だけです。別れるから泣くのをやめなさい」と涙を拭ってあげるネス。だがまた彼女作るのである。妹ちゃんのギャン泣き見たくて。