第2章 ゴリラの園
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いやいやいや、
『それはないっしょ』
しろなは一人突っ込みを入れ起き上がるとそこは見知らぬ一室
そして着物はきれいな物に着替えさせられており暖かい布団が自分を包み込んでいた
『うっえぇ…気持ち悪…』
起き上がると同時に吐き気が襲い再度布団に潜り込む
『ここは布団王国なんだ。暖かい布団に横になりなさいって羽毛布団から声が聞こえてくる!そして私はもう一度眠る』
そう独り言を放ち頭まで潜り込んだしろなであったが少しするとむくりと起き上がった
これは罠かもしれない
そんな理不尽なことを突然頭に浮かべたしろなは羽毛布団を引きずり人を探そうと部屋を後にした
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